はじめに
このシリーズでは、僕が合同会社を立ち上げるまでの経緯を書いていきます。
これから起業を目指す方に、僕の失敗や苦労を参考にしていただけたら嬉しいです。カッコいい話ばかりではありませんが、できるだけ包み隠さず書いていくつもりです。
まず第1回は、僕(まんまる)がどんな人間かを簡単に紹介します。
学歴・職歴
学歴は中卒です。高校は中退しました。正社員として働いたことは一度もなく、いわゆる氷河期世代のアラフィフです。起業するまでは、様々な派遣会社に籍を置いて、いろんな現場で働いてきました。
今では、ファイナンシャルプランナーとして活動をしていますが、つい数年前までは借金もありましたし、ブラックリストに載っていた時期もあります。また、人生に諦め、死を考えたことも何度かありましたが、今は妻子がいますので、このような愚かな考えは二度と持つことはないと思っています。
中卒、低賃金労働者、借金、ブラックリストなどなど、世間で見れば負け犬と思われるかもしれませんが、僕はそのような負い目を感じておらず、過去があるから今があると考えます。
なので、どんな悪い過去が一つ欠けても、今の自分はないと思っております。
収入の変遷
収入に関して説明しますと、氷河期世代の中卒なので、低賃金の職場を転々としました。
2016年までは、残業100時間して、手取りで20万以下のような低賃金の会社でも働いていました。
当時は独り身でしたし、仕事が楽しかったので、低賃金でもいいやと思っていました。
しかし、2017年に現在の妻と結婚し、幸運にも、すぐに子供を授かり、このころから収入を上げないといけないと思い(当たり前)、ダブルワークを始めるようになりました。
2020年6月までは、ダブルワークに残業も月60時間レベルでこなして、それでも年収は240〜300万円程度でした。それだけ働いてこの金額、というのが当時の現実でした。
体を動かす仕事が好きで、物流の仕事などをしていましたが、40歳を過ぎ、頭では「まだ若い」と思っていても、20代、30代と比べると、自分の動きが遅いことを痛感しましたし、体に無理が効かないことも気づくことが多くなりました。
この頃あたりから「いまの体を使う仕事を年金受給できる年まで続けられると思う?」と自問自答するようになりました。
また新型コロナが流行しだし、世界各国で「緊急事態宣言」が発令され、仕事がなくなる人が多い中、物流などは仕事が増えていきました。さらに今の生活を続けていてよいのか?と自問自答する日々が増えていた頃です。
2020年6月からは短時間バイト一本に絞り、週4・6時間勤務で年収は180万円程度になりました。収入は下がりましたが、この時期にFPの勉強を本格的に始めました。2021年12月末まで続けました。
転機は2022年1月です。ITエンジニアに転職しました。最初の現場は新宿で、月給27万円。夜勤もありました。人混みが苦手な僕にとって、朝も夜も人があふれる新宿は正直しんどかったです。日勤のときは始発で向かい、入館可能時間の7時まで近くのネカフェで時間をつぶしたこともあります。
2022年10月からは上流工程の職場に移り、設計・運用・保守の業務を担当しました。業界歴1年もないのに、ベンダーコントロールや設計書作成から設計書レビューなど一人で対応できたのは、様々な職場で経験した無理難題を解決した経験のおかげだと思いました。この頃の年収は600万円となり給与収入では生涯最高額を1年だけ味わいました。
転職から約3年で、年収を約3倍にできたということになります。
ITエンジニアを辞めるまで
2024年12月末に、その職場を辞めることになりました。
不眠が続き、精神科を受診したところ「うつ」と診断されました。加えて、プロパー社員からの暴言も重なっていました。派遣会社(正確にはSES)に相談したところ、契約期間の途中でしたが即日退職を受け入れてもらえました。さらにSESの担当者が派遣先に抗議し、契約の残余期間分の給与も保証してもらえました。正直、意外な対応でびっくりしました。
また意外だったのは、うつの診断があると失業給付が360日受けられるということです。
収入的には失業給付でもらえる額は、前職の月給と比べると50%程度だったので生活するのは大変ですが、給付を受けながら勉強ができると考え方を変え、すぐさま行政書士の通信教育を申し込み、勉強を始めました。
また失業給付を受けている間に、デイトレはできるので、こちらで収入が足りない分を補うことにしました。
デイトレに関しては考えが甘く、年間で60万程度の損失となり、デイトレの成績が芳しくないことを理由に、勉強をやめてしまいました。試験に申し込んでも試験費用がすべて無駄になってしまいました。
保有資格
FP・ITエンジニアとしての経験に加え、現在は以下の資格を保有しています。
- AFP・FP技能士2級
- 証券外務員一種
- 簿記3級
- CCNA
- LPIC-2
- 情報セキュリティマネジメント
- 初級システムアドミニストレータ
FPの資格を取ったのは必要に迫られてのことでしたが、勉強を続けるうちに「もっと深く知りたい」という気持ちが出てきました。資格の話は次の記事で詳しく書きます。
資格のほとんどは2021年以降にとりました。
まとめ
中卒・非正規・借金まみれから始まり、ITエンジニアとして年収600万円まで上げたものの、うつで退職。そこから起業へ。
我ながら、なかなかの回り道です。でも前述の通り、その一つ一つが今の自分につながっていると思っているので、後悔はありません。
次の記事では、僕がFPを学ぶきっかけになった出来事を書きます。祖母の遺産をめぐる話で、少し重い内容になりますが、これが僕の活動の原点になっています。
当記事は合同会社まんまる代表・まんまるの実体験をもとにした起業記録です。内容は執筆時点の情報に基づいており、個人の見解を含みます。
