iDeCoの仕組み

📊 この記事の出題頻度:★★★(高)
iDeCoは「掛金の所得控除」「職業別の上限額」「受取時の税制優遇」が頻出です。2024年12月・2027年予定の改正も注目論点です。

iDeCoとは:自分で作る老後の年金

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で掛金を拠出・運用し、老後に年金または一時金として受け取る私的年金制度です。「拠出時・運用中・受取時」の3段階すべてで税制優遇を受けられるのが最大の特徴です。

iDeCoの3段階の税制優遇(試験頻出)

  • 拠出時:掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除として所得控除になる(所得税・住民税が軽減)
  • 運用中:運用益(配当・売却益)が非課税
  • 受取時:年金形式→公的年金等控除が適用 一時金形式→退職所得控除が適用

掛金の上限額(2025年現在)

加入者の区分月額上限(2025年現在)年額上限
自営業者・フリーランス(第1号)68,000円(国民年金基金等との合算)81.6万円
企業年金なし会社員(第2号)23,000円27.6万円
企業年金あり会社員・公務員(第2号)20,000円(2024年12月改正後)24万円
専業主婦・主夫(第3号)23,000円27.6万円

⚠️ 2027年予定の改正(FPとして知っておくべき)
2025年6月に成立した年金制度改正法により、2027年1月から掛金上限が大幅引き上げ予定です。
・自営業者:月68,000円→月75,000円
・企業年金なし会社員:月23,000円→月62,000円
なお現在の法令基準日(2025年4月1日)では現行数値が正解です。

iDeCoの主な特徴と注意点

  • 加入年齢:20歳以上65歳未満(2022年改正後)。2025年6月成立の法改正で70歳未満に延長予定
  • 原則60歳まで引き出し不可:老後資金の強制貯蓄機能として働く。緊急時も引き出せない点に注意
  • 最低掛金:月5,000円(1,000円単位で設定可)
  • 運用商品:元本確保型(定期預金・保険)と運用型(投資信託)から自分で選択
  • 手数料:加入時・拠出時・受取時に国民年金基金連合会等への手数料がかかる

試験によく出る重要ポイントまとめ

📋 iDeCo 最重要ポイント(2025年度)
・拠出時:掛金全額が小規模企業共済等掛金控除(所得控除)
・運用中:運用益は非課税
・受取時:年金→公的年金等控除 一時金→退職所得控除
・自営業(第1号)上限:月68,000円
・企業年金なし会社員上限:月23,000円
・企業年金あり会社員・公務員上限:月20,000円(2024年12月〜)
・原則60歳まで引き出し不可
・最低掛金:月5,000円

FP2級ではここが加わる

  • iDeCoの受取方法(年金・一時金・併用)の税務上の詳細計算
  • 退職所得控除の5年ルール→10年ルールへの改正(2026年1月〜)
  • 企業型DCとiDeCoの併用ルール

本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。

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