📊 この記事の出題頻度:★★☆(中)
損害保険は「実損てん補の原則」「自動車保険の種類」「火災保険の対象」が頻出です。保険価額・保険金額・時価の関係も整理しておきましょう。
損害保険の基本原則
損害保険には生命保険と異なる独自の原則があります。FP3級ではこれらの用語の意味が問われます。
| 原則・用語 | 内容 |
|---|---|
| 実損てん補の原則 | 実際に生じた損害額のみを補償する。損害額を超えた支払いは行わない(利益を得てはいけない) |
| 保険価額 | 保険の対象物の客観的な価値(時価・再調達価額) |
| 保険金額 | 契約で定めた保険金の支払上限額 |
| 超過保険 | 保険金額 > 保険価額 の状態。保険価額を超えた分の保険金は支払われない |
| 一部保険 | 保険金額 < 保険価額 の状態。損害額の全額が支払われない場合がある |
自動車保険の種類(試験頻出)
自動車保険は「強制加入の自賠責保険」と「任意加入の自動車保険」に分けられます。この2つの関係と役割の違いが頻出です。
| 種類 | 加入 | 補償対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 自賠責保険(強制保険) | 法律で義務 | 相手方の人身被害のみ | 補償額に上限あり(死亡:最高3,000万円、傷害:最高120万円等) |
| 任意自動車保険 | 任意 | 対人・対物・自車・自損など | 自賠責保険の補償上限を超える部分や財物損害も補償 |
任意自動車保険の主な補償
- 対人賠償保険:相手の人身被害に対する補償(自賠責の上乗せ)
- 対物賠償保険:相手の財物(車・建物等)への損害に対する補償
- 車両保険:自分の車の損害(事故・自然災害等)に対する補償
- 人身傷害補償保険:自分と同乗者のケガ・死亡を実損てん補(過失割合に関係なく補償)
- 搭乗者傷害保険:自分の車の搭乗者のケガを定額補償
火災保険の基本
火災保険は、火災だけでなく落雷・爆発・風水害(特約)なども対象となります。
- 対象:建物(住宅の構造体)と家財(家具・衣類等)はそれぞれ別に契約
- 地震・噴火・津波:火災保険では補償されない。別途地震保険への加入が必要
- 地震保険は単独加入不可:火災保険とセットでのみ加入できる
試験によく出る重要ポイントまとめ
📋 損害保険 最重要ポイント
・実損てん補:損害額を超えた保険金は支払われない
・自賠責保険:強制加入・人身のみ補償(財物・自車は対象外)
・死亡の自賠責上限:3,000万円・傷害の上限:120万円
・車両保険:自分の車の損害を補償
・人身傷害補償:過失割合に関係なく実損補償
・地震・噴火・津波:火災保険では補償されない(地震保険が必要)
・地震保険:火災保険とセット加入が必須
FP2級ではここが加わる
- 一部保険の支払計算(比例てん補方式による計算)
- ノーカウント事故・ノーロス・ノープロフィットの原則
- 地震保険の保険金支払区分(全損・大半損・小半損・一部損)
本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。
