📊 この記事の出題頻度:★★★(高)
医療保険・がん保険は「入院給付金の計算」「支払限度日数」「免責期間」が頻出です。第三分野(生損保の境界)という位置づけも確認しておきましょう。
第三分野の保険とは:生命保険でも損害保険でもない領域
保険は大きく「生命保険(第一分野)」と「損害保険(第二分野)」に分けられますが、医療保険・がん保険・介護保険・傷害保険などは生死両方に関わるため第三分野と呼ばれます。生命保険会社・損害保険会社の両方が取り扱えます。
| 分野 | 主な保険 | 取扱保険会社 |
|---|---|---|
| 第一分野 | 死亡保険・生存保険・生死混合保険 | 生命保険会社のみ |
| 第二分野 | 損害保険(火災・自動車・傷害等) | 損害保険会社のみ |
| 第三分野 | 医療保険・がん保険・介護保険・傷害保険 | 生命・損害どちらも可 |
医療保険の仕組みと主な給付
医療保険は、病気やケガで入院・手術をした場合に給付金が支払われる保険です。健康保険の自己負担分をカバーする目的で活用されます。
医療保険の主な給付(試験頻出)
| 給付の種類 | 支給条件・内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 入院給付金 | 入院1日につき一定額(例:日額5,000円)を支給 | 支払限度日数あり(例:1入院60日・通算1,095日など) 免責期間(最初の数日は不支給)の設定がある場合がある |
| 手術給付金 | 所定の手術を受けた場合に一時金を支給 | 手術の種類により給付倍率が異なる |
| 先進医療給付金 | 先進医療を受けた場合に実費相当額を支給 | 健康保険が適用されない高額な治療に対応 |
📐 入院給付金の計算例(実技試験頻出)
日額5,000円・1入院の支払限度日数60日・免責期間なしの場合
入院40日 → 5,000円 × 40日 = 200,000円
入院70日 → 5,000円 × 60日(上限)= 300,000円(70日分は払われない)
がん保険の特徴
がん保険は、がんと診断された場合・がん治療のための入院・手術などを保障する保険です。医療保険との大きな違いは「免責期間(待機期間)」にあります。
- 免責期間(待機期間):がん保険には加入後90日間(3か月)の免責期間があり、この間にがんと診断されても保険金は支払われません
- 診断給付金:初めてがんと診断された場合に一時金(例:100万円)が支払われる
- 入院給付金:がんによる入院は日数無制限(1入院の限度日数がない)ものが多い
⚠️ がん保険の免責期間(頻出)
がん保険は加入直後の90日間(3か月)は保障されません。この免責期間は医療保険にはなく、がん保険特有のルールです。「契約してすぐにがんと診断されても給付されない」という点がFP3級で必ず問われます。
試験によく出る重要ポイントまとめ
📋 医療保険・がん保険 最重要ポイント
・第三分野:生命・損害どちらの会社も取り扱える
・医療保険の入院給付金:1入院の支払限度日数がある(超えた分は不支給)
・先進医療給付金:健康保険が適用されない高額治療に対応
・がん保険の免責期間:90日間(3か月)は保障なし
・がん保険の入院給付金:日数無制限のタイプが多い
・がん診断給付金:初回診断時に一時金を支給
FP2級ではここが加わる
- 医療保険・がん保険の給付金と税金(一時払いとの違い、非課税の範囲)
- 介護保険(民間)の仕組みと公的介護保険との違い
- 特定疾病保険(3大疾病)の支払要件の詳細
本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。
