ポートフォリオ理論

📊 この記事の出題頻度:★★★(高)
ポートフォリオ理論は「相関係数によるリスク低減効果」「期待収益率の計算」が頻出です。「相関係数が低いほど分散効果が大きい」という原則を数値とセットで理解しましょう。

ポートフォリオとリスク分散

ポートフォリオとは、複数の資産を組み合わせた投資の全体像のことです。分散投資により、個別資産のリスクを軽減できます。「卵を一つのかごに盛らない」という考え方がポートフォリオ理論の基本です。

相関係数:分散効果の鍵(試験最重要)

相関係数は2つの資産の値動きの連動性を-1から+1で表します。

相関係数の値意味分散効果
+1完全に同じ方向に動く分散効果なし(リスク軽減なし)
0まったく無相関(独立して動く)分散効果あり
-1完全に逆方向に動く分散効果が最大(理論上リスクゼロ)

💡 相関係数のポイント(試験頻出)
相関係数が低いほど(-1に近いほど)分散投資の効果が大きくなります。
逆に、相関係数が+1の場合、2つの資産を組み合わせてもリスクは全く軽減されません。
現実の資産では完全な-1や+1になることはなく、0前後の値を取ることが多いです。

期待収益率の計算(試験頻出計算)

📐 ポートフォリオの期待収益率計算式
期待収益率= 各資産の期待収益率 × 各資産の投資比率 の合計

【計算例】
資産A(期待収益率6%)に60%、資産B(期待収益率2%)に40%投資した場合
期待収益率 = 6% × 0.6 + 2% × 0.4 = 3.6% + 0.8% = 4.4%

リスクの種類:システマティックとアンシステマティック

種類内容分散投資での対応
システマティック・リスク(市場リスク)市場全体に影響する要因(景気変動・金利変動・地政学リスク等)分散では除去できない
アンシステマティック・リスク(非市場リスク)個別企業に固有の要因(経営悪化・不祥事等)分散で軽減できる

試験によく出る重要ポイントまとめ

📋 ポートフォリオ 最重要ポイント
・相関係数が低いほど(-1に近いほど)分散効果が大きい
・相関係数+1:分散効果なし
・期待収益率=各資産の収益率×投資比率の合計
・アンシステマティック・リスク:分散投資で軽減できる
・システマティック・リスク:分散投資では除去できない

FP2級ではここが加わる

  • ポートフォリオのリスク(標準偏差)の計算
  • シャープ・レシオ(リスク1単位あたりの超過収益率)
  • 効率的フロンティア・資本市場線の概念

本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。

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