定期保険・収入保障保険の活用

📊 この記事の出題頻度:★★★(高)
定期保険・収入保障保険は「いつ・誰に・いくら払われるか」と「保険料の特徴」が頻出です。終身保険と養老保険との違いをしっかり比較して覚えましょう。

定期保険:純粋な死亡保障

定期保険は、一定期間内に死亡した場合のみ保険金が支払われる掛け捨て型の保険です。満期時に生存していても満期金はなく、保険料は3種類の中で最も安くなります。子育て期間や住宅ローン返済期間など「特に保障が必要な時期」に合わせて加入するのが一般的な使い方です。

定期保険の種類

種類内容特徴
平準定期保険保険期間中、死亡保険金額が一定最もシンプルな定期保険
逓増定期保険保険期間の経過とともに保険金額が増加企業の経営者向けに活用されることが多い
逓減定期保険保険期間の経過とともに保険金額が減少住宅ローン残高の減少に合わせた設計

更新型と全期型

定期保険には更新型と全期型(非更新型)があります。

  • 更新型:保険期間満了後に同じ保障内容で自動更新できる。更新時に健康状態の告知不要だが、更新のたびに保険料が上がる(年齢が上がるため)
  • 全期型(非更新型):保障期間終了まで同じ保険料が続く。長期的には割安になることが多い

収入保障保険:年金形式で受け取る定期保険

収入保障保険は定期保険の一種で、被保険者が死亡した場合に残りの保険期間中、毎月一定額を年金形式で受け取れる保険です。

💡 収入保障保険の仕組みを図解(試験頻出)
保険期間30年の収入保障保険(毎月20万円)に加入した場合:

 加入直後(残期間30年)に死亡 → 30年×12月×20万円 = 7,200万円 受取
 10年後(残期間20年)に死亡 → 20年×12月×20万円 = 4,800万円 受取
 25年後(残期間5年)に死亡 → 5年×12月×20万円 = 1,200万円 受取

→ 保険期間の経過とともに受取総額が減少する
→ その分、平準定期保険より保険料が割安

⚠️ 年金形式 vs 一時金
収入保障保険の受取は原則として年金形式ですが、一時金での受取も可能な場合があります。一時金で受け取ると、年金形式の受取総額より少ない金額になります(将来分を現在価値に割り引くため)。この点がFP3級で問われます。

定期保険と収入保障保険の比較

比較項目定期保険(平準型)収入保障保険
死亡保険金の受取方法一時金年金形式(毎月)
受取金額加入期間中は常に一定残期間が短いほど受取総額が少ない
保険料の水準標準的割安(受取総額が減少するため)
満期保険金なしなし
主な活用場面まとまった資金が必要な場合毎月の生活費補填が目的の場合

試験によく出る重要ポイントまとめ

📋 定期保険・収入保障保険 最重要ポイント
・定期保険:掛け捨て・死亡時のみ支払・満期金なし・保険料安い
・更新型:更新ごとに保険料が上昇・健康状態の告知不要
・逓増定期:保険金増加(経営者向け)・逓減定期:保険金減少(住宅ローン向け)
・収入保障保険:年金形式・残期間が短いほど受取総額減少→保険料割安
・収入保障保険の一時金受取:年金形式の受取総額より少額になる

FP2級ではここが加わる

  • 逓増定期保険の保険料と課税関係(法人契約の経費処理)
  • 必要保障額の計算問題(定期保険の保険金額の設定根拠)

本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。

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