📊 この記事の出題頻度:★★★(高)
生命保険は「保険の種類と仕組みの理解」「用語の定義」が頻出です。定期・終身・養老の3種類の比較は必須で、保険法上の基本概念(告知義務・解約返戻金など)も整理しておきましょう。
生命保険の基本:3つの登場人物
生命保険の契約には3つの立場があります。この区別がFP3級の基本問題で頻出です。
| 立場 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 契約者 | 保険会社と契約を結ぶ人。保険料を支払う | 契約の変更・解約ができる。被保険者・受取人と同一でも可 |
| 被保険者 | 保険の対象となる人(保険をかけられる人) | 死亡保険なら死亡した場合に保険金が支払われる対象 |
| 保険金受取人 | 保険金を受け取る人 | 契約者が指定。第三者(配偶者・子など)が多い |
死亡保険の3種類(最頻出)
生命保険の死亡保障の主流は「定期・終身・養老」の3種類です。それぞれの特徴の違いを表で整理しましょう。
| 種類 | 保障期間 | 満期保険金 | 解約返戻金 | 保険料の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 定期保険 | 一定期間(例:10・20・30年) | なし | 原則なし(掛け捨て) | 安い |
| 終身保険 | 一生涯(死亡は必ず支払われる) | なし(死亡で支払) | あり(解約で受取可) | 高い |
| 養老保険 | 一定期間(死亡または満期) | あり(死亡保険金と同額) | あり | 最も高い |
💡 3種類の覚え方
・定期:期間が決まっている。満期になっても何もなければ「掛け捨て」→ 安い
・終身:一生涯保障。「いつか必ず死ぬ」から保険金は必ず払われる→ 貯蓄性あり
・養老:死んでも生きても同じ金額を受け取る。貯蓄+保障→ 最も高い
収入保障保険(定期保険の一種)
被保険者が死亡した場合、残りの保険期間中、毎月(または毎年)一定額を年金形式で受け取れる保険です。保険期間が経過するほど受取総額が減少するため、保険料が割安という特徴があります。「家族の生活費の補填」に適した保険として出題されます。
生命保険の主な用語と概念
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 告知義務 | 契約時に健康状態・職業等を正確に申告する義務。違反(告知義務違反)で契約解除になる場合がある |
| 解約返戻金 | 解約時に契約者に払い戻されるお金。定期保険は原則なし、終身・養老はあり(払込保険料総額より少ない場合が多い) |
| 責任開始日 | 保険会社が保障を開始する日。申込・告知・初回保険料払込の全て完了した日 |
| 保険料払込猶予期間 | 保険料の支払いが遅れても失効しない猶予期間(通常翌月末まで) |
| 失効・復活 | 猶予期間を過ぎると契約失効。一定期間内に延滞保険料を払うと復活できる |
| 保険法 | 保険契約に関するルールを定めた法律(2010年施行) |
試験によく出る重要ポイントまとめ
📋 生命保険の基本 最重要ポイント
・定期:掛け捨て・期間固定・安い
・終身:一生涯・解約返戻金あり・貯蓄性あり
・養老:満期保険金あり・死亡保険金と同額・最も保険料が高い
・収入保障保険:年金形式・残期間が短いほど受取総額が少ない→割安
・告知義務:健康状態等を正確に申告する義務(違反で契約解除の可能性)
・責任開始日:申込+告知+初回保険料払込 の3つが完了した日
FP2級ではここが加わる
- 必要保障額の計算(遺族の生活費-収入等)
- 契約転換制度・払済保険・延長保険の仕組み
- 団体信用生命保険(住宅ローンとの関係)
本記事は令和7年(2025年)分の法令および制度に基づき作成しています。税制・制度は毎年改正されることがあります。実際の手続き・申告・納税については、最新の法令および公式情報を確認のうえ、税理士等の専門家にご相談ください。本記事はFP3級試験対策および一般的な学習目的で作成されたものです。
